タマネギで治療・改善?(白内障)
タマネギを食べることによって、白内障の症状が改善・解消した人がいるということなので、そのことについて書きたいと思います。
タマネギのどんな成分が、白内障に効果的だと考えられるのでしょうか。
タマネギには、グルタチオンという物質に近い成分、いわゆる、グルタチオン類と呼ばれる成分が含まれています。
グルタチオンは、眼の角膜や水晶体の透明さの維持する働きを持つものです。
そのためグルタチオンは、目の中にあってレンズの役割を持つ水晶体が白く濁ってしまう病気である白内障のうちで、老化によって起こる「老人性白内障」の治療薬として用いられているのです。
また、炎症を抑える働きがあるため、眼球の前面にある膜が炎症する「角膜炎」の治療にも用いられてもいます。
白内障の他にも、疲れ目、かすみ目などの目に関する症状がある場合には、このグルタチオンの不足が原因となった可能性があると考えられます。
そのため、タマネギにふくまれるグルタチオン類が有効であると考えられ、実際に、効果が出たという方もいるという訳です。
また、グルタチオン類は、肝臓の機能の正常化にも効果が期待できるとのことです。
肝臓の機能は、東洋医学の考えでは、目と深い関わりがあるとされています。
グルタチオン類による肝機能の改善が、目にも良く、そのために白内障が良くなったのだとも考えられることになります。
他にも、タマネギには、活性酸素を消去する顕著な作用があるとされています。
また、血液をサラサラにする効果があるため、心筋梗塞や脳卒中の危険因子である高血圧を防ぐことも期待できるそうです。
つまり、タマネギは、大変、健康によいと言える食品なのです。
他にも、血糖値・総コレステロール値(血液中のコレステロールの総量を示す数値)、中性脂肪値などが下がったという結果もあるとのことですから、手に入りやすく、料理にも使いやすいタマネギは、毎日の献立の中に積極的に入れて、手軽に取っていきたいものですね。
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